お天気がよくって気持ちのよかった日曜日、数年前から訪れてみたかった ヒヤシンスハウス に やっと行ってきました。 ヒヤシンスハウス とは建築を志し、詩人でもあった立原道造が昭和12年に 別所沼の畔に建てようとしていた週末住宅。 昭和初期、現在のさいたま市浦和区の別所沼周辺には多くの画家が住んでおり、 「鎌倉文士に浦和画家」 とも言われたほど、あまり知られていませんが、鎌倉と肩を並べるほど芸術村の様相を呈して いたのだとか。 現在でもその名残で別所沼公園内には額縁を制作している工房もあり、覗いたのですが残念ながら 日曜日はお休みでした。 立原道造は思案を重ね、この5坪ほどの ヒヤシンスハウスを設計。 恋人水戸部アサイと過ごす夢を膨らませていた矢先、 わずか24歳で他界。 実際に建てられることなく66年が過ぎた2003年に 別所沼周辺の芸術家たちが立ち上がり、 立原がかつて夢見たヒヤシンスハウス建設の 機運が高まり、2004年11月に完成。 現在は寄付やボランティアの方々の協力で 管理しているようです。 ヒヤシンスハウスと同じ5坪では少々手狭でしょうが、こんなたくさんの緑の中で 常に家族の気配を感じられる、最小限の木の家で暮らすのが夢だなぁ。 ~五月のそよ風をゼリーにして持ってきてください~ 切ないけどすてきな二人です。
by koganechang
| 2006-10-19 23:22
| architecture
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